やがて燃え尽きてしまう、小さなろうそくの光。
炎の熱で少しずつ溶けていく、氷の灯ろう。
同じ姿をとどめ続けられないからこそ、
そこに一期一会の美が宿ります。
灯ろうの小さな光の集まりが、
温泉街をほのかに照らす。
真冬だけの特別な時間を、
ぜひあなたの思い出に加えてください。
お堂と温泉街をつなぐ小さな木橋は、現世と神の世界を結ぶ場所。そんな言い伝えもなんだか信じられそうな、神秘的でどこか非日常的なひとときをお楽しみください。
午後4時30分からは点灯体験に参加することもできます。昼と夜とが移り変わる刹那、自分達で風景を変えていく体験も、また特別な思い出になるでしょう。ご予約は不要です。
一つ一つが少しずつ違う表情、一つ一つが違うゆらめき。大きなイルミネーションのような派手さはありませんが、本物の火と氷ならではの儚さとやさしさが辺りを満たします。
願いを絵馬にしたためて灯ろうに飾ることもできます。鹿教湯を見守る文殊菩薩に祈願しましょう。絵馬の購入は鹿教湯観光協会(0268-44-2331)まで。
鹿教湯温泉と文殊堂・薬師堂へと向かう渓谷(内村川)にかかる橋です。国内では珍しい屋根付きの木橋で、現世と神の世界を結ぶと言われています。
鹿教湯温泉の旧源泉地にある立ち寄りの湯。誰でも気軽に鹿教湯の湯を楽しめます。内湯に加え、小さいながらも露天風呂がついています。入浴料は大人300円、子供200円。
鹿に身を変えて猟師に出湯を教えたという、鹿教湯温泉の由来となった文殊菩薩が祀られています。天井に描かれた龍は、夜な夜な抜け出し川に水を飲みに行ったとの言い伝えも。
無病息災・病気平癒を見守る薬師如来が祀られています。一緒に安置されている仁王様は、その昔疫病が流行った折、退治を祈念してどこからか運び込まれたそうです。
灯ろうがともる時間までは、温泉街を散歩するのもおすすめ。おみやげ屋さんやカフェも立ち並び、散策コースもあります。ショートトリップを満喫しましょう。